タイトな予定の中、無理くりに青山峠を越えたのは、実はまだ乗ったことがなかった三岐鉄道乗り潰しのため。急行で富田へ。
だんだん乗ったことのない地方私鉄が減ってきたが、今まで本の中でしか見たことがなかった鉄道に初めて乗るというのは楽しいもんなのです。
切符を窓口で買うと、社紋入りの硬券。終点、西藤原まで500円なり。
山に段々近付く行程、途中あちこちで貨車を見かける。東藤原で完全に乗客が自分ひとりになる。
近鉄から三岐鉄道に移管された北勢線にも乗るため、伊勢治田(はった)から北勢線の終点、阿下喜まで歩く。最初はタクシーで行こうと思っていたものの、降りてびっくり、タクシーがいるはずもないような駅前の様子…
念のため印刷していた地図を片手に20分程歩く。結構疲れた…。
北勢線も初乗車。さすがナロー、車体も狭い。車端部には機器スペースが。設計した人の苦心が垣間見える。乗っているのは電車としては最後の新造車、モ271。吊り掛け音を耳にしながら、疲れから来る睡魔と必死に闘っているわけです。 寝たら乗り潰しにならないですもんね〜(笑)